【乳腺ドック行ってます】那珂川市の病院｜吉田クリニック

那珂川市のクリニック、吉田クリニックです。

　以前ブログに乳腺MRIによる人間ドックについて記載いたしましたが、先日乳腺MRIによる人間ドックについてお問い合わせがありましたので、皆様にもお伝えできればと思いました。

　お問い合わせいただいた内容は、「マンモグラフィの様に着衣を脱いで検査を受けるのか」、「検査の際には女性が検査を行うのか」と言うことでした。

　乳腺MRIによる人間ドックは、以前に比べて多くなっていますが、まだまだ行っている施設も少なく、どのような検査なのか、まだまだ皆様に浸透していないと痛感いたしました。乳腺MRI検査は優れた検査と考えますが、皆様にお伝えできていないことを放射線科医として申し訳なく感じた次第です。

　一般的な乳腺の検査として、「マンモグラフィ」、「超音波検査」については皆様ご存じだと思いますが、こちらの検査はどちらも着衣を脱いでいただいての検査になります。そのため、マンモグラフィなどを行っている施設では、女性の放射線技師や検査技師が行うところが大部分です。

　一方で、当院で行っている乳腺MRI検査は、検査着を身につけたままで検査を行うことができます。その点がマンモグラフィや超音波検査と大きく異なる点です。また、マンモグラフィの様に乳房を強く挟む必要もありませんし、検査に伴う被ばくもありません。欠点は、MRIによる乳腺の検査は、うつ伏せの体勢で行いますが、検査時間が30分ぐらいかかってしまうことです。なお、うつ伏せの際に乳房をコイルという機械に合わせる必要がありますが、その際には女性の看護師がお手伝いいたします。また、位置合わせの際には、検査室内をカーテンで見えない様にいたします。検査室内を観察するカメラも位置合わせの際には切りますので、男性職員に乳房を見られる心配はございません。当院では、撮影は男性職員が行いますが、検査を受けられる方が、抵抗を感じない様にする工夫をしております。

　乳腺MRI検査自体については、マンモグラフィに対して死角が圧倒的に少なく、病変もクリアに診ることができますので、非常に有用な検査であると考えております。MRIの検査では、コイルが必ず必要ですが、当院では乳腺専用のコイルを使用して検査を行いますので、きれいな画像を撮影することができます。

乳腺MRIによる人間ドックについて、お問い合わせや検査をご希望される方は、お電話にてお願いいたします。