【CT検査、MRI検査行ってます】福岡県那珂川市の病院|吉田クリニック
2023/04/12
福岡県那珂川市のクリニック、吉田クリニックです。
本日は雨の後に黄砂が多く吹き込んでくる様ですので、ご注意ください。
当院では一般診療、画像検査を行っていますが、ときおり転倒された後の方もいらっしゃいます。ご高齢の方では、咳などの軽微な衝撃で骨折をなさる方もいらっしゃいます。その中でもご注意いただきたいのが、頭部打撲です。
頭部打撲では、衝撃が強いと、頭蓋骨骨折や脳挫傷、脳挫傷によるくも膜下出血などをおこすことがあり、その場合には意識障害などが生じます。一方で、硬膜下血腫や硬膜外血腫では、頭痛、嘔気、嘔吐、意識障害、麻痺などの症状が出ますが、症状の出方に注意が必要です。
硬膜外血腫は、脳を覆う硬膜と頭蓋骨との間に出血することものです。硬膜下血腫は硬膜と脳との間に出血する物です。硬膜下血腫の場合は、比較的強い頭部外傷の場合に起こり、多くは頭蓋骨骨折を伴いますが、硬膜下血腫の場合は、比較的軽微な頭部外傷でも発生します。
硬膜外血腫、硬膜下血腫ともに、血腫が大きくなり、脳を圧迫することで初めて症状が出てきます。硬膜外血腫の場合は、比較的早期に症状が認められますが、それでも症状が出るまで受傷後数時間から1日かかることがあります。硬膜下血腫の場合は、症状が出るまで受傷後数日から数ヶ月症状かかることがあります。
硬膜外血腫、硬膜下血腫は、ともにCT検査で診断します。MRI検査でも診断できますが、血腫の診断に関しては、CT検査と同等であることや、骨折の診断はCT検査の方が有用であるため、CT検査が第一選択になります。
硬膜外血腫の場合は、CT検査にて血腫を認める事が多く、画像診断で問題となる事はあまりありません。しかし、硬膜下血腫の場合は、軽微な外傷でも発症することや、症状が受傷後時間がある程度経過してようやく血腫が視認できる様になりますので、受傷後すぐのCT検査では異常が認められない事があります(MRI検査でも同様です)。そのため、外傷後1ヶ月ぐらいした後でも、症状がある場合にはCT検査もしくはMRI検査を考慮する必要があります。
硬膜外血腫の場合には、比較的大きな外傷になりますので、受傷後CT検査を受けられる事が多いと考えます。硬膜下血腫の場合は比較的軽微な外傷でも起こりますので、CT検査まで受けない事も多くあります。ご高齢の方、高血圧症の方、血液をさらさらにするお薬を服用中の方、血液が固まりにくい疾患をお持ちの方、などが硬膜下血腫発症のリスクが高いとされています。
頭部打撲を受傷された方で、受傷後ある程度時間が経過してから頭痛などの症状が出てきた方などでは、CT検査でのチェックをお勧めします。
CT検査などのお問い合わせは、お電話にで承っております。CT検査、MRI検査のご予約は、WEBやお電話にて承っております。
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吉田クリニック
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