【肺がん検診について】那珂川市のクリニック｜吉田クリニック

こんにちは

那珂川市のクリニック、吉田クリニックです。

当院では胸部CTによる肺がん検診を行っていますが、胸部レントゲンとどう違うのか今回説明していきます。

　胸部レントゲン検査についてはご存じの方は多いと思いますが、レントゲン画像では胸部を二次元的に見ることができます。一般的には正面像を撮影しますが、必要時には側面像も撮影します。

　胸部レントゲン検査は、がんや肺炎などの他、心臓の拡大や胸水貯留なども分かる優れた検査方法です。しかし、肺がんの検出について考えると、大きさが2cm未満の病変では、検出が難しいとされています。また、心臓や横隔膜の陰に隠れている病変も発見するのが難しくなります。

　CT検査は輪切りの画像の印象と思います。最近では三次元的にデータを収集しますので、より細かな病変も詳しく見ることができます。胸部CT検査であれば、レントゲンでは分からない様な、数ミリの病変やすりガラス状の病変なども検出可能です。その他、肺気腫などの肺の状態を評価したり、胸部大動脈や冠動脈（心臓を栄養する血管です。詰まったら心筋梗塞になります）の動脈硬化や肋骨や胸骨の状態などもチェックすることが可能です。

　CT検査もレントゲン検査も被ばくがつきものであり、CT検査の方が多く被ばくしてしまいます。一般的には、CT検査の被ばく量は、レントゲン画像に対して、数十倍の被ばく量になります。しかし、当院のCTでは、レントゲン画像数枚程度の被ばく量にて、診断の質を下げることなく、検査を行うことができます。

　また、当院では二名の放射線科医がしっかりチェックするとともに、シーメンス社製のAI装置を活用し、迅速かつ正確に診断を行うことができます。

　この機会に一度、胸部CTにてご自身の肺の状態などをチェックなされてはいかがでしょうか。特に喫煙をされている方、過去に喫煙されていた方は、肺がんのリスクが高いと知られており、CTでの検査をおすすめします。

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